Empty Style(RL:あやめ)

●シナリオトレーラー

信じていたモノ、当たり前だったモノ、大事だったモノ
それが崩壊したとき、人の心も簡単に壊れてしまう。

己のスタイルは信じるもの。己のスタイルは貫き通すもの。
当たり前は誰だって疑わない。大事だったモノが無くなるとは思わない。

器が残っていても、中身が空っぽだったのなら?

トーキョーN◎VA the Axleration
「Empty style 」
決断しろ、運命の扉を開くなら。

●PL人数

4人固定

●ハンドアウト

備考: ダブルハンドアウトとワークスのルールを採用します。
HO①以外には、HOを決めた後に追加のHOを渡します。 2週間前の事件について、アンダーワークにて公開します。

■キャストには、下記の設定が追加、推奨される。

◎HO① 指定スタイル:マネキン「キーとして設定すること」
16歳 年長組  ワークス:ネヴァーランド 
コネ:リーヴィア 推奨スート:ハート

「カゼ」とは幼馴染である。

2週間前、「カゼ」がネヴァーランドに一体のマキノイドを連れてきた。
それ以来、そのマキノイドはネヴァーランドの子供たちの注目の的となっている。
それからずっと、心のどこかがモヤモヤとする。この気持ちは何なのだろう。

キミはこのネヴァーランドの子供たちを束ねる年長組の一人だ。
子供たちの世話をしたり、仕事を子供たちに割り振ったりしている。
子供たちはそんなキミを良く慕ってくれている。
しかし、「カゼ」のように、とても得意な何かを持っているわけではない。
あと2年もすれば、キミはこのネヴァーランドを卒業してしまう。
現在、自立をするために何かしらの得意(自由に設定可能)を磨いているが、 その努力にも身が入らない。
どうにかしてこのモヤモヤを振り払わなければ。

PS:モヤモヤの原因を探る。
※アクト開始時のダブルハンドアウト(秘匿ハンドアウト)はありません。
コネを取得するスタイル技能を取っておくと楽しくなります。

◎HO② 指定スタイル カゼ「ペルソナとして設定すること」
16歳 年長組 ワークス:ネヴァーランド

コネ:マキノイド(名前はPC2が決めて大丈夫です。子供たちが決めたという設定でも大丈夫です。) 推奨スート:ハート

「マネキン」とは幼馴染である。

キミはネヴァーランド内の稼ぎ頭である。
年長組の一員でもあるが、ネヴァーランド内での細かい管理は「マネキン」に任せている。
「マネキン」は面倒見が良いが、キミはそうではない。
しかし、キミのヴィークルを動かす実力は皆が認めている。
子供たちにも、尊敬のまなざしで見られることが多い。
外では、キミは逃がし屋をやっている。
要人警護、逃走の手伝い、実験体の輸送など、いずれも危険が付きまとう仕事だ。
しかし、他の運び屋の仕事よりも金払いが良い。
キミはある信念から、そういった仕事を進んで行うようになった(自由に設定可能。あまり捻くれた設定じゃない方が良いかも知れません)。

2週間前、キミはとある事件に巻き込まれた。
その際に、キミは1人のマキノイドをネヴァーランド内に連れて帰ることを決断した。
キミと同じくらいの年齢であったため、マキノイドであっても、子供たちは快く受け入れてくれた。

PS:ネヴァーランドを守る。
※事件の詳細は追加HOの方で開示されます。

◎HO③ 推奨スタイル ニューロ 「ペルソナとして設定すること」
ワークス:フリーランス 年齢:指定なし。

コネ:藤咲竜二 推奨スート:スペード

キミは藤咲竜二にコネがある。
過去にキミは、藤咲竜二によって救われた(シナリオで用意はありますが、自由に設定可能です)。

2週間前、キミは河渡白夜から依頼を受けた。
ヘイロンのプログラムに忍び込んで、内情を探るというものだ。
しかし、キミはその事件において失敗をしてしまった。
腕利きのニューロとして依頼を受けていたが、その信用を落とすこととなった。
河渡組お抱えのニューロに、キミは笑われた。
最初からあんなやつに依頼なんてしなければ良かったのさ。それもフリーランスのやつなんかに。
そんな言葉を投げかけられた。それも確かにそうだ。

今度こそ確実に依頼を成功させろ、それが河渡白夜の言葉だった。
自分は信頼をされているのだろうか。一度失敗をした人間に、なぜもう一度チャンスが巡ってきたのだろうか。
さまざま疑問が浮かぶが、思考は一つに集中させなければならない。キミがするべきことは単純明快だ。

PS:河渡白夜の依頼を達成する。
※事件の詳細は追加HOの方で開示されます。

◎HO④ 指定スタイル クグツ「ペルソナとして設定すること」
ワークス:ヘイロン 年齢:指定なし

コネ:カーロス 推奨スート:ダイヤ 

キミはヘイロンで働いていたクグツだ。
非合法工作員として多くの仕事をこなしてきた。
2週間前、キミは人を殺してしまった。謀ったわけではない。意図せず偶然として。
しかし、そんな主張も、あらぬ証拠によって吹き飛ばされてしまった。
計画的な殺人であると判断されたのだ。
キミはこれまでの仕事で何かミスをしてしまっただろうか。
ヘイロンに仇なすようなことは絶対にしていなかったはずだ。
2週間前のあの事件、犯人は他にいるに違いない。

偶然現場に居合わせたカーロス・マウリシオ・ダ・シルバの助けによって、キミはその場から逃げることに成功した。
現在は彼の手配した隠れ家で身を隠している。

PS:事件の犯人を探し出す。
※事件の詳細は追加HOの方で開示されます。

●キーワード

「スタイル」「決断」「喪失」

●初心者参加について

TRPG初心者:不可
N◎VA初心者:クイックスタートの経験ありならOK

●使用ルールブックおよびサプリ

基本ルールブックと、「NAN」、「TOS」、「ATS」を一部使用します。
(サプリメントは無くても大丈夫です。RLが使用するというだけです。)

●RLより

スタイルを最後まで貫き通せるのか。
そもそも自身のスタイルをあなたは完璧に把握しているのか、説明できるのか。
困難にぶつかったときに、何を決断するのか。
そんなところに焦点を当てたシナリオです。
ぜひ、選択することの難しさを楽しんでいただければと思います。